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「川崎フロンターレと本を読もう!」事業監修:一般社団法人ビブリオポルトス

川崎市教育委員会と川崎フロンターレが実施している「川崎フロンターレと本を読もう!」事業にて、一般社団法人ビブリオポルトスが川崎フロンターレの現役選手たちによる「おすすめ本ガチンコバトル!!」の監修を行いました。

※左下に 「おすすめ本ガチンコバトル!!」監修 … 一般社団法人ビブリオポルトスと明記されています。

「キックオフ!“読書のまち かわさき”Vol.7」 という毎年発行されるリーフレットの形式で、川崎市全域の図書館に配布されています。

気になった本は、是非とも町の本屋さんに足を運ぶか、Honya Clubでの購入をお願いします。 Honya Club.comは、書店と読者を結ぶ総合メディア販売サイトです。 リアルとネットの融合により、本好きのお客様にネットの便利さとリアルの楽しさを提供します。 こちらはネットで注文した本を町の本屋さんで受け取れるサービスです。 読書文化振興のため、どうかご愛用を宜しくお願いします。 ※当サイトでは、アフィリエイト等の収益性のある活動は一切行っておりません。

以下、リーフレットの本文です。

2015年のテーマはおすすめ本ガチンコバトル!!

川崎フロンターレの選手がおすすめの本を紹介する紙上対決!!

川崎フロンターレの選手が「スポーツ」「歴史」「絵本」のジャンルに2名ずつわかれ、自分の“おすすめ本”を紹介します。 本の紹介文を読んで、あなたの読みたい本はどちらの本か投票しよう!

各ジャンルで読みたいと思った本を教えてください!お答えいただいた方の中から抽選で100名様を川崎フロンターレホームゲームにご招待!各ジャンルで読みたいと思った本を教えてください!お答えいただいた方の中から抽選でその本を選ばれた方の中から、 おすすめした選手のサイン入り本を抽選で各本1名様にプレゼント!

投票期限:2015.11.30(月) インターネット・携帯電話・スマホ等でアクセスして専用WEBページからご応募ください!

「おすすめ本ガチンコバトル!!」監修 … 一般社団法人ビブリオポルトス

●応募はお1人様1回までとなります。 ●ご招待する試合は来シーズン(2016年)の等々力陸上競技場で行われるホームゲームとなります。 ●当選者の発表は投票時に入力されたメールアドレス宛に通知いたします。

「川崎フロンターレと本を読もう!」事業について

川崎市では、「読書のまち・かわさき」事業の一つとして、2009年からプロサッカーチームの川崎フロンターレと協働で「川崎フロンターレと本を読もう!」事業を進めています。

選手やコーチが子どもたちに本を読み聞かせる「おはなし会」や、フロンターレのマスコットたちが図書館の楽しさやマナーを伝える人形劇の上演などを学校や図書館で行っています。

本冊子「キックオフ!“読書のまち かわさき”」は、今年でVol.7となりました。 今年は、選手6人がおすすめする本を本人インタビュー記事と共に紹介しています。また、それを読んでいただき、どちらの本を読みたくなったか読者の皆様に投票をしていただく「おすすめ本ガチンコバトル!!」を実施します。

紹介している本そのものやインタビュー内容には選手それぞれの人柄が表れていて、より 選手を身近に感じていただけることと思います。

本冊子、本事業をお楽しみいただき、読書に触れるきっかけになりましたら幸いです。

対決ジャンル①「スポーツ」

小林悠 FW 背番号11

DFと駆け引きをしながら絶妙のタイミングで裏のスペースに抜け出すプレーを得意とするFW。昨シーズンはJリーグで得点数を伸ばし、今年度も日本代表に選出されるなど、大きく飛躍する シーズンを迎えている。フロンターレファンからは、読書好きで有名な選手だが、意外にも読書が好きになったのは、フロンターレに加入した時。先輩の選手が休憩時間に読書をしながらコーヒーを飲んでいた姿に憧れて、真似してみたのがきっかけ。

小林悠 選手 おすすめ本

「ジョコビッチの生まれ変わる食事」 ノバク・ジョコビッチ/著三五館

【本の紹介】

プロテニス選手のジョコビッチが、試合の途中でガス欠になることが多く、練習など努力しているのになぜ?と疑問を抱き悩んでいた時にある医師に出会い「小麦をやめなさい」と言われます。実家がピザ屋を営んでいたこともあり、小麦のある生活を送ってきたジョコビッチでしたが、グルテンフリーの食生活に切り替え、体調の変化やキレの良さを自覚していきます。小麦アレルギーの人は14日間グルテンフリーの生活をして、15日目にパンをひと切れ食べた時に体の変化を感じるはずー。ということも本に書かれています。

【読んだキッカケ・好きになった理由】 ケンタロウ(森谷選手)が読んでいて、大学時代のメンタルトレーナーと話をした時にも聞いて、読んでみようかなと思いました。余談ですが、最初にアマゾンで買った時に英語版を買ってしまい、日本語版を買いなおしました。

【面白かったところ・最も感動した場面】

小麦が苦手な人にある事をすると分かるという場面があって、それが非常に面白かったです。 ぜひ読んで試してみて。

【サッカー選手として本から影響を受けたこと】

食生活は奥さんの協力もあり、気を遣っているし、いいと聞いたらなんでも試したくなるので、現在、グルテンフリーを実行中!結果は、どうなるでしょうか?!

井川祐輔 DF 背番号4

アグレッシブなアタックやスライディングでボールを奪い、ビルドアップの起点として最終ラインからボールを配球するセンターバック。年齢を重ねるごとにテクニカルなスタイルに順応し、高い意識でフロンターレのパスサッカーに取り組んでいる。読書は、トレーニングや子育てで忙しい中でも人生を豊かにしてくれる大事なツールとして欠かさず続けている。

井川祐輔 選手 おすすめ本

「ルーズヴェルト・ゲーム」( 講談社文庫) 池井戸 潤/著 講談社

【本の紹介】

ある企業の野球部が廃部の危機に立たされ、そこからどう乗り越えていくのかー。野球と企業という一見すると違う組織ですが、人生の中で共通することや、課題などがリンクする部分があって、それをどう解決するか、人間模様が繰り広げられていきます。

【読んだキッカケ・好きになった理由】

半沢直樹のドラマがキッカケで、半沢の続編にあたる小説2冊を読んで、池井戸ワールドにハマりました。『下町ロケット』『空飛ぶタイヤ』も面白かった。池井戸作品は、銀行系の話が多いなか、この本は珍しくスポーツをテーマにしていたのも興味深かったです。

【面白かったところ・最も感動した場面】

長いものには巻かれろという風潮があるなか、そうではない心の強さが描かれています。フィクションだと分かっていても、応援したくなるぐらいに登場人物にのめりこめます。まるで自分が彼らの一員になったような錯覚に陥ります。

【サッカー選手として本から影響を受けたこと】

名監督がライバルチームに引き抜かれた後、就任した新監督はデータを分析して個人の特徴を活かしたやり方に変えるのですが、そういう部分はサッカーにおいても共通するところなので、監督や選手の立場についてなど共感できました。

対決ジャンル②「歴史」

車屋紳太郎 DF 背番号20

筑波大学から加入。巧みな足技と冷静なプレースタイルを武器とする左利きのDF。開幕戦から先発出場をもぎ取り、活躍が認められ日本代表候補にも選ばれた。これからチームをけん引する将来の中心選手として期待がかかる。歴史が絡めばどんなものでも好奇心が湧くほど大の歴史好き。 今回紹介してくれた歴史ミステリー「プリンセス・トヨトミ」もただのミステリーなら手に取らなかった?!

車屋紳太郎 選手 おすすめ本

「プリンセス・トヨトミ」(文春文庫) 万城目 学/著  文藝春秋

【本の紹介】

大阪で400年に渡り、あるものを守ろうと必死な男たちと、その秘密を紐解こうとする会計検査院-。壮大かつ意外な発想で繰り広げられる歴史モノです。

【読んだキッカケ・好きになった理由】

歴史モノが好きなんです。神社や寺も好きで、とくに江戸時代よりも前が好きです。本当に実在したのか、というミステリー感が何とも言えません。この物語は、歴史をベースにミステリー本のような要素もあって面白いです。

【面白かったところ・最も感動した場面】

大阪であるものを守ろうとする男たちと会計検査院との攻防が、ドキドキします。

【こんな人におすすめ・どの時期に読むのがよいか】

学生におすすめの本です。歴史が好きな人や好きになりたい人にとっては、入りやすい内容だと思います。

小宮山尊信 DF 背番号8

対人プレーの強さと攻撃参加のタイミングの良さが光るDF。ここ数年は膝の痛みに悩まされていたが、今シーズンはコンディションも安定しコンスタントに出場を果たす。左だけではなく右サイドバックもこなす貴重な存在として、ピッチでさらなる存在感を発揮している。夜寝る前に必ずすることは読書。旅行などこれから経験する、もしくは経験したことを深く探求するために、関連した書物を読み漁ることがマイブームとなっている。

小宮山尊信 選手 おすすめ本 「現代語訳 義経記」(河出文庫 )

高木卓/訳 河出書房新社

【本の紹介】

史実に基づいて書かれている物語です。頼朝の弟である義経が兄弟で争い、弁慶と行動をともにします。義経側からみたかっこいい視点で書かれていますが、それは史実を基にした物語ならでは。追われて逃げる場面が多いですが、義経の人柄、そして能力があり従順な部下である弁慶の物語にロマンを感じます。

【読んだキッカケ・好きになった理由】

一昨年東北地方に旅行に行った時に、中尊寺に行きました。そこで義経に縁がある場所と知り、興味を持って本を読んでみようと思いました。

【面白かったところ・最も感動した場面】

僕は、弁慶に心を打たれました。大男で強いのに義経に仕えて命を捧げるつもりでいる。そんな弁慶がかっこいいと思ったし、共感しました。ちなみに中尊寺の近くに弁慶の墓があるので、そこも観てきました。

【こんな人におすすめ・どの時期に読むのがよいか】

僕は寺が好きなのですが、旅行先で歴史を知るのは面白いと思います。旅行の前や後に読むと読書のモチベーションがあがると思うのでおすすめです。

対決ジャンル③「絵本」

田坂祐介 MF 背番号35

足下の巧みなテクニックを駆使したドリブル突破が武器のMF。ドイツに渡り対人プレーの強さも身につけ、3シーズンぶりにフロンターレに復帰。今は子どもと過ごす時間が大好きと公言し、紹介してくれた本も子どもに読む絵本の説明に一番力が入るほど。それも読書は本質を見抜く大切さを教えてくれるとして、読む絵本から子育てに大事なことを読み解いている。

田坂祐介 選手 おすすめ本

「だいすき ぎゅっぎゅっ」 フィリス・ゲイシャイトーミム・グリーン/ぶん デイヴィッド・ウォーカー/え 岩崎書店

【本の紹介】

朝起きて、ごはん食べたら、お母さんが子どもに「だいすき ぎゅっ」…と一日の流れの中で、その都度「だいすき ぎゅっぎゅっ」とする場面があります。ひたすらその繰り返しですが、ほのぼのした気持ちになります。

【読んだキッカケ・好きになった理由】

奥さんが買ってきた本で娘が大好きな1冊です。娘は効果音が好きで、おそらく「だいすき ぎゅっ ぎゅっ」の響きが好きなのでしょう。寝かしつけの時や、座っている僕のところに来て僕の手のひらを広げて、この本をポンと置いて、読んでアピールをしてきます。

【面白かったところ・最も感動した場面】

「だいすき ぎゅっぎゅっ」と言うと、娘が笑うので、その姿にきゅんきゅんします(笑)。

【自分の子どもに、そのように育ってほしいという意図でこの絵本を読んでいるか】

以前にテレビ番組で武田鉄矢さんが「昔は、家事や畑仕事の時に子どもをおぶっていたから、ぶるっと震えたらおしっこをしたんだな、とかすぐに子どもの変化に気づくことができていた。」と言われてました。僕も、子どもが何を感じているかを知るために肌と肌のふれあいは人間として大切だと思うので、この本の様にふれあって子育てしていきたいです。

中村憲剛 MF 背番号14

フロンターレひと筋13年目、クラブのカラーをピッチで具現化する中盤の大黒柱。周りの選手との巧みなコンビネーションと一発で局面を変える勝負パスを使い分け、チームの攻撃のリズムにアクセントをつける。神奈川本大賞の選考委員に任命されるほど本に関する造詣は深く、プロサッカー選手でありながら自ら数冊の本を出版。また多数の書物の帯コメントを請け負うなど、膨大な読書量から培った文章力には定評がある。

中村憲剛 選手 おすすめ本

「ママがおばけになっちゃった!」( 講談社の創作絵本) のぶみ/さく 講談社

【本の紹介】

事故で死んでしまったおかあさんが、お化けとなって子どもに会いにきて、向き合って話をして、見守っているというお話です。親として涙が出てしまう1冊です。

【読んだキッカケ・好きになった理由】

作者であるのぶみさんの絵本は以前から好きで、縁あってご本人と知り合い、本を見せていただく機会があったのですが、思わず夫婦で泣いてしまいました。

【面白かったところ・最も感動した場面】

この本は子どもというより、親にズドンとくる本ですね。自分だったら…と思って読んでもらうと…、もうその先は涙、涙です。ですが、最後は悲しいラストで終わらないので救われます。これ以上は、内緒!

【自分の子どもに、そのように育ってほしいという意図でこの絵本を読んでいるか】

絵本ですが、親子の絆について考えさせられる1冊です。人間誰しもが、いつ死ぬかわかりません。だから、毎日全力で子どもを愛さなくちゃいけないな、とこの絵本を読んで思いました。死んだら伝えられなくなってしまう。だからこそ生きている今が大事ですよね。

以上が「おすすめ本ガチンコバトル!!」です。

下記URLより、各ジャンルで読みたいと思った本を選び、投票していただけると幸いです。

投票期限:2015.11.30(月)

お答えいただいた方の中から抽選で100名様を川崎フロンターレホームゲームにご招待!

さらに、おすすめした選手のサイン入り本を抽選で各本1名様でプレゼントされます!

読書の秋に「読書のまち、かわさき」で、川崎フロンターレの選手が紹介した本を読んでみませんか?

リーフレットを監修した一般社団法人ビブリオポルトスが川崎市中原区にある武蔵小杉駅直結・川崎市立中原図書館6階多目的室にて、12月20日(日)15時~16時半、第7回中原図書館ビブリオバトルを開催します。

テーマは「夢」です。皆様のお勧めの本を持ってきていただけると幸いです。

詳細は当ホームページと、中原図書館館内ポスターにてご連絡します。


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